結論:口コミは補助材料。まず「その会社で合っているか」を確かめる

防犯カメラ業者を口コミで選ぼうとすると、たいてい行き止まりになります。地域の設置業者は口コミの件数が少なく、そもそも検索で別の会社が出てくることも珍しくありません。口コミは判断の主役にはならないと考えて、見積もりの内容で比べるほうが確実です。

なぜそう言えるか:37社を調べたら、12社は本人だと確認できなかった

日本の商店街の街並み
※イメージ画像

編集部は2026年7月に、当サイト掲載37社(埼玉県・千葉県)をGoogleマップで1社ずつ調べました。会社名と所在地で検索する、多くの人がやる方法です。

結果は2つの意味で予想外でした。

1つめ。口コミの件数が少ない。 件数を確認できた会社でも、0件から7件の範囲にとどまりました。1件だけで満点評価の会社と、数件で平均的な評価の会社を並べても、そこから工事の質は読み取れません。

2つめ。12社は本人だと確認できませんでした。 同じ名前や似た名前の別会社が先に表示されるためです。ある電気工事店を検索すると大手電気工事会社の営業所が出てきました。別の会社では、自動車部品メーカーの工場が先頭に来ました。当然、そこに付いている評価はその会社のものです。

そこで当サイトでは、各社の公式サイトに載っている電話番号と、Googleマップ側の電話番号を突き合わせました。一致した会社だけを本人と確認し、確認できなかった会社にはマップへのリンクを表示しない運用に変えています。誤った会社へ読者を案内するより、リンクを出さないほうが誠実だと考えました。

業種の表示も当てになりません。 電話番号で本人と確認できた会社でも、Googleマップ上の業種が「カメラ専門店」「映画制作会社」「医療用品店」など、実際の事業と無関係な表示になっている例が複数ありました。カテゴリだけを見て「この会社は防犯カメラをやっていないのでは」と判断するのは早すぎます。

具体的な進め方:口コミを見る前と、見た後にやること

開いたノートと眼鏡、クリップ
※イメージ画像

まず、その口コミが本当にその会社のものかを確認します。

  1. 電話番号を見比べる。公式サイトの番号とマップ上の番号が同じか
  2. 所在地を見比べる。市区町村まで一致しているか
  3. 業種表示は無視してよい。実態と違うことがある

そのうえで口コミを読むときは、次の3点に絞ります。

  • 施工の内容が書かれているか。 「対応が良かった」だけの短文より、「工場の高所に4台、配線を隠して設置してもらった」のように具体的な口コミが1件あるほうが参考になります
  • 低い評価への返信の姿勢。 事業者が返信しているか、その内容が事実の説明になっているか。ここには施工後の姿勢が出ます
  • 時期の偏り。 数年前に数件だけ、という場合は現在の体制を反映していない可能性があります

件数が少ない、あるいは口コミが見つからない会社は、次の材料で判断します。

  • 現地調査に来てくれるか。図面や写真だけで見積もりを出す会社とは差が出ます
  • 見積書に内訳の記載があるか(機器・配線工事・設定・保守が分かれているか)
  • 施工後の保守について、月額かスポットかを説明できるか

よくある勘違い

「口コミが少ない会社は避けるべき」とは限りません。 防犯カメラの設置は、店舗や工場が一度依頼したら数年は再依頼しない工事です。口コミが自然に貯まりにくい業種であり、件数の少なさは会社の質と直結しません。

「評価の星が高いほど良い」とも言えません。 件数が1〜2件の平均値は、たまたま最初の顧客が満足したかどうかで決まります。統計として意味を持つ件数には届いていません。

「口コミがないから比べようがない」わけでもありません。 比べる軸は口コミ以外にもあります。対応領域、料金の公開状況、保守の扱い、現地調査の有無。これらは公開情報や見積もり依頼で確認できます。

次の一歩

当サイトでは、気になる業者を2〜5社選んで、公式サイトで確認できた対応領域と料金公開の有無を同じ項目で比較できます。口コミの代わりに使える比較材料としてお使いください。

当サイトは口コミを収集・掲載していません。各社の評判は、上記の方法でご自身で確認してください。掲載情報は公開情報をもとにした調査です。正式な条件は必ず各社へ直接確認してください。